2013年7月7日日曜日

我流ボディメイキング

作業してたボディが完成しました。
正確に言うと、クリア吹きが終わったので、あとはクリアが完全乾燥すればOK。

ということで、前に宣言してたとおり、俺のボディメイキングを紹介したいと思います。
「講座」になるのかな?

前置きはこれくらいでさっそく始めましょう。

まずは使用するものから。

・スプレー塗料
  タミヤのタミヤカラースプレーを愛用してます。サーフェイサーとクリアコートはGSIクレオス。

・瓶入り塗料
  こちらもタミヤのアクリルミニです。

・マーカー塗料
  小学生の時はタミヤのミニ四マーカーを何色か持ってましたが、今はLBX用マーカーをたまに使います。

・マスキングテープ
  タミヤの10ミリと40ミリ、GSIクレオスの「細切りマスキングシート」(1ミリと2ミリ)を使います。

・マスキングゾル
  液体のマスキング剤です。 入手しやすいのはGSIクレオスから出てる2種類。

・ナイフ
  マスキングテープのカット用。タミヤの精密カッターを愛用してます。

・筆
  瓶入り塗料や、スプレーでうまく色が塗らなかったところの修正用。模型用の筆であれば結構節操なく使います。

・シンナー
  GSIクレオスのMr.カラーうすめ液が、容量も何種類かあっていい感じです。

では作業していきます。

0.どんなカラーリングにするのか決める
これ重要。
実在のレース車両でもいいし、オリジナルでももちろんいいし、レースと全く関係ないところから持ってきてもいいし。
今回のボディのモチーフは最後に書きます。

1.ボディを洗う
昔のミニ四駆ガイドブックのボディメイキングには、ここから載ってましたね。
中性洗剤でゴシゴシ洗うだけです。
洗ったあと、俺はキッチンペーパーで拭いています。
水分が蒸発する前に汚れがつくのが嫌なので。

2.サーフェイサーを吹く
下地処理です。
濃い成型色のボディに薄い色を吹くときには必須。
俺は最初はタミヤのファインサーフェイサー(白)を使っていたんですが、今はGSIクレオスのベースホワイトを使っています。
吹くとこうなります。

 たとえ成型色が白でもサーフェイサーを吹きます。

3.スプレーで塗装する
ステップ0で決めたうち、一番薄い色から塗っていきます。
俺ならだいたい白であることが多いですね。
だから白の消費量が半端ない。


よく解説書には「20~30センチ離して」と書いてありますが、俺はもっと近い距離から吹き付けています。
だいたい10~15センチくらいだと思います。
ぼさっとしてるとすぐに吹き付けすぎで垂れてしまうので、常に動かすことを意識して吹き付けます。

4.マスキングする
すいません、白の次の色を塗るためのマスキングの光景撮り忘れましたw
エアロアバンテはちょっと予定を変更して白は塗装しないことにしたため、マスキング無しで次の色を塗装しました。
サンダーショットはマスキングして次の色を塗りましたが、それを撮り忘れた。
慌てて撮った写真がこれ。
実際のマスキングの写真は次の行程にまとめます。

マスキングテープを使うときは、テープが重なっているところから塗料が漏れないように注意。
綿棒とかでしつこいくらいこすって、隙間ができないようにするのが大事です。
不安なら継ぎ目にマスキングゾルを流しこむのもあり。

5.塗り重ねる
ステップ3と4を繰り返していきます。

まずはエアロアバンテのウイング。
1ミリ幅のマスキングテープでマスクして
アルミシルバーを塗り
さらにマスキングします。
翼端板真ん中の緑の部分がマスキングゾルです。
ガンメタルを塗り(撮り忘れた)
マスキングを剥がしてパーツとして完成。

次にエアロアバンテのボディ。
ステップ4の写真で黒になっています。
ここからマスキングします。
また1ミリと2ミリのマスキングテープを使っています。
ウイングと同じくアルミシルバーを塗り
またまたウイングと同じようにマスキングして(左)
ガンメタルを塗り(また撮り忘れ)
マスキングを剥がしてパーツとして完成(右)。

もうすでに現れちゃってますが、次にサンダーショットのボディ。
ステップ4の段階でライトブルーが塗ってある状態になってます。
そこからマスキングして
ブルーを塗ります。
タミヤの色名ではブリリアントブルーです。
全体マスキングしてるから、何がなんだかわかりにくいw
マスキングをはがすとこうなってました。
メインカラーは塗り終わりましたが、まだ塗ります。
マスキングして(右)
黒を塗ります。
マスキングを剥がして、スプレーでの塗装完了です(左)。


もしもボディの形状が入り組んでいてスプレーでは色ののりが良くない場合、塗料皿にスプレーをドバっと吹いて液状にし、それを筆で塗ります。
手早くやらないとラッカー塗料はすぐに乾きますし、筆に塗料をつけすぎると、下地の塗料が溶けて泣くことになります。
ラッカーを筆で重ね塗りする自信がない場合、アクリルやエナメルを重ねましょう。
もちろんその上からラッカーを吹いちゃうのはご法度ですよ。

マスキングのミスで塗料が漏れでたら、コンパウンドで削り落としましょう。
タミヤのコンパウンドはよく削れます。
どんだけ削れるかというと、霧状にうっすらのってる程度であれば、綿棒にコンパウンド付けて数回こすると落ちるレベルです。
がっつり塗料が乗っていても、そう時間をかけずに落とすことができます。
もちろん、削らなくていいところまでやっちゃわないように注意。

6.筆/マーカーで塗る
スプレーは手軽ですが、細かいところまでやるには不向きです。
マスキングの手間も馬鹿になりません。
今回のボディでは、筆とマーカーを両方使ってみました。

筆は各部の修正に使った程度です。
俺は筆を使うときにマスキングしません。
己の手を信じるのだ。

マーカーはサンダーショットのサスペンションに使ってみました。
塗る前は黒一色(ステップ3と5参照)です。
それがこうなります。

お手軽ですが、バカにならない効果があります。
今回はゴールド、シルバー、ガンメタルしか使ってませんが、メタリックブルーとか色々あるようなので、アクセントに使っていきたいですね。

7.組み立てる
組み立てる上で注意するのは、ウイングの取り付けです。
提灯使うからウイング付けないという方は問題ないですが、俺はウイング付けるので。
塗装すると、往々にしてウイングの取り付け部にも塗料がかかります。
もともとウイングの取り付け穴はきつめなので、塗料が付いていると最悪途中まで押し込んでにっちもさっちもいかなくなることがあります。
それを避けるため、ウイングの取り付け部についた塗料はシンナーで落としておきましょう。
穴は綿棒にシンナーを含ませて、突っ込んでゴリゴリしてやりましょう。
何度か繰り返すともとのボディの色が出てきますので、それまで続けます。

では組み立てます。
エアロアバンテを
バチン
サンダーショットを

バチン




8.ステッカーを貼る
ごめんなさい、7の時点でサンダーショットのリヤウイングに貼ってますw
ですがここからもうちょっと追加で貼ります。
俺が使うのはキットのステッカーか、G.U.P.のステッカーがほとんどです。
今のところ、水貼りのデカールを使ったことはないですが、使ってみたいなとは思ってます。
自作ステッカーについては、カッティングシートから自分の手で切り出した奴しか使いたくないです。
PCで作って印刷したのは使わない。
ええ、使いませんとも。

ステッカーを貼った2つのボディがこちら。
今回はどちらも控えめにしました。


9.クリアを吹く
タミヤカラーにもクリアはありますが、通常と同じラッカーです。
ラッカー塗料しか使ってないならいいですが、アクリル塗料とか使ってるならアウトです。
その場合は、GSIクレオスの水性トップコートを使います。
入手しやすいですし、光沢、半光沢、つや消しの3種類がラインナップされています。
よく「光沢のあるクリアを吹いてコンパウンドで磨いてピカピカにする」というのを見ますが、俺はやってません。
俺が使ってるのは半光沢のクリアです。
ちょっと独特な感じにしたくて使っています。


フラッシュ焚くと、通常とあまり変わらんのですがねw


以上が俺のボディメイキング手順になります。
参考になるところはありましたでしょうか?
結構ムチャクチャやってますがw

では今回のボディの元ネタ紹介をば。

まずはエアロアバンテから。
レゴチーマの舞台、チーマワールドで広く使われている乗り物、スピードーです。

オオカミ族のウォリズのスピードーをモチーフにしました。

次にサンダーショット。
ドラゴンドライブに登場するドラゴン、第二部の主役、ライコーオーです。

いやあ、ドラゴンドライブのドラゴンはカッコいいっすねえ。

これからも、「なんでそれをミニ四駆のボディにするの?!」って言われるようなのを作っていきたいです。

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